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新たな名作

土曜なのに残念ながら仕事だったので、せめては休日らしいことをということで映画へ。
公開前からずっと気になっていた作品。『イースタン・プロミス』を鑑賞。
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鬼才デヴィッド・クローネンバーグ監督の最新作。主役には前作『ヒストリー・オブ・バイオレンス』のコンビそのままに、ヴィゴ・モーテンセンが務める。

タイトルにもなっている”イースタン・プロミス”とは、イースタン=東欧・ロシアからやってくる貧しい女性に良い生活を約束するという意味である。すなわち売春を斡旋し、生活を約束するかわりにマフィア大金を得るといった人身売買の話である。

物語の舞台となるのは混沌とした雰囲気を醸し出すロンドン。
一人の売春婦の出産と死からスタートする。身元の分からない彼女が唯一持っていたのが母国語(ロシア語)で書かれた日記であった。その日記を元に徐々に明らかになるロシアンマフィアの実態。
そのマフィアの一員を見事なまでに演じたヴィゴ・モーテンセンの演技、そしてそのヴィゴとの関係を絶妙な距離感で演じたナオミ・ワッツに感服した。
またこの映画の一つの見所でもあるのが彼の人生を物語るかのように所狭しと刻まれたタトゥーである。一つ一つ意味を持つタトゥーがこの映画の不気味さを煽っているのだ。
ケープ・フィアーに次ぐタトゥー映画となるはず。気のせいかお客さんもタトゥー入れてる人多かったような・・・。

この映画、ストーリー事態は正直言って大したことは無い。
ただ、ギャング映画としては稀なロシアン・マフィアの実態にスポットを当て、美しく不気味な映像で演出したことでそのヴィジュアルに関しては文句の無いほどの出来である。
また、ロシア訛りの英語を見事に習得し、マフィアの一員になりきっていたヴィゴの冷酷さ、温厚さを兼ね備えた存在感だけで十分満足できる内容となっている。アメリカン・ギャングスターに続きギャング映画にまた新たな名作が仲間入りした。★★★★★あげていい程、見ごたえのある作品である。


今もなお、世界各国に棲息するロシアン・マフィアの実態はユダヤ系、ウクライナ系、チェチェン系も含め約20万人いるそうだ。これは日本国内におけるヤクザの割合よりはるかに多い数字である。その多くが、売春斡旋、麻薬密売、武器商売、窃盗、マネーロンダリングを主な生業としている。
日本にとっては隣国であるロシアとは、海産物をはじめ多くの取引きがある。友人で海産物の商社を営んでいる方がいるのだが、一番取引きに気を配るのがロシアだそうだ。彼らにとって約束なんてものはあって無い様なもの。もちろん、全員が全員悪いとは言っていないが、とにかく細心の注意を配らないと、命さえ危ういという。
また、アメリカの衰退に反し、ここに息を吹き返したロシア。
BRICsの一国でもあるロシアは近い将来、ドイツを抜いて欧州一の経済大国になるであろうと予想されている。広大な土地を有するロシアには、原油や天然ガスなど豊富な資源が存在する。
あまり知られていないが、原油の生産量としてはサウジアラビアを抜いて現在世界第一位である。今日の原油価格の高騰、また温暖化ガスの排出量の少ない天然ガスの需要が増したことが後押ししてか、ロシアの経済は今後更に勢いを増すことであろう。

ますます勢いを増す、大国ロシア。今後もその動きから目が離せません。



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2008年07月06日 | Comments(0) | Trackback(0) | 未分類
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